高知を舞台にしたスタジオジブリ制作のアニメ「海がきこえる」(1993年テレビ放映)が全国の映画館で7月から順次公開されるのに先立ち、先行上映が始まった高知市の映画館で28日、望月智充監督らのトークイベントが開かれた。
作品は、高知で暮らす主人公の杜崎拓と東京から移り住んできた武藤里伽子を中心に、高校生らの切なくもまぶしい青春を描く。
イベントで望月監督は、「原作者の氷室冴子さんの大ファンでアニメにしたいと思い、(スタジオジブリのプロデューサーである)鈴木敏夫さんに企画書を出しに行った」と制作のきっかけを振り返った。
昨年、東京都内の映画館で上映され、大きな話題を呼んだ。