イスラエルのコーヘン駐日大使は28日までに、長崎市で「原爆の日」の8月9日に開かれる平和祈念式典に招待を受けて参加すると表明した。イスラエルは昨年招待されず、日本を除く先進7カ国(G7)の大使らがそろって式典を欠席する事態となっていた。
27日の記者会見で明らかにした。コーヘン氏は式典参加について「日本人に対するイスラエル人の敬意を示すもの」だと指摘した。
長崎市は昨年、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルを式典に招待しなかったが、今年は方針を転換。日本に在外公館を置く全ての国・地域に招待状を送ると5月に発表していた。
長崎の式典を巡っては、ロシアのノズドレフ駐日大使も参加する考えを表明している。2022年のウクライナ侵攻開始後でロシア代表が式典に参加すれば初めてとなる。(共同)