週明け30日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台後半で取引された。

 午前10時現在は前週末比13銭円安ドル高の1ドル=144円60〜65銭。ユーロは21銭円安ユーロ高の1ユーロ=169円45〜49銭。

 日経平均株価は前週末に4万円を回復し、株価の上昇が投資家のリスク回避姿勢を後退させ、ドルを買う動きが先行した。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ観測を背景に、日米の金利差縮小を意識したドル売りの動きも出た。

 市場では「日米関税交渉の先行きへの警戒感もあり、値動きは限定的だ」(外為ブローカー)との声があった。