30日午前8時半ごろ、北海道愛別町東町の町立愛別中のグラウンドで、職員がクマの足跡を見つけ、町を通じて道警に通報した。旭川東署や町教育委員会によると、現時点で休校はせず、警察官や町職員が登下校時などに見回りを実施。当面の間、体育の授業や部活動を中止する。

 署によると、足跡は幅約15センチで、グラウンドの端を横切るように南西方向へと続いていた。1頭とみられ、周辺で目撃情報はない。

 中学はJR石北線愛別駅から北に約450メートルで、近くに石狩川が流れている。町によると、4月に中学の北約500メートルの神社でヒグマ1頭が目撃されたほか、6月も町内の道路やトンネルで出没が確認されている。