警視庁

 英語検定試験「TOEIC」の会場で他人を装って受験したとして、警視庁は30日、有印私文書偽造・同行使の疑いで中国籍の京都大大学院2年、王立坤容疑者(27)=京都市左京区=を再逮捕した。逮捕は3回目。同庁は、通信機器を使うなどして他の受験生に解答を教える目的だったとみて調べる。

 再逮捕容疑は2月16日、東京都北区の会場で、別の人物の名前と自分の顔写真を使った受験票を作り、試験を受けた疑い。同庁によると、黙秘している。

 王容疑者の受験票の申し込みは、さいたま市のマンションの住所だった。同じ住所で約10人の申し込みがあったという。