都道府県知事の2024年の収入を示す所得報告書が30日、出そろった。公開対象は前職を含む42人で、給与所得の平均は1954万円だった。トップは5年連続で埼玉の大野元裕知事で3639万円。30人は前年より額が増えた。財政状況の悪化に伴う給与削減期間の終了や、民間の賃上げに合わせたボーナス引き上げが主な要因。
大野知事は県からの給与のほか、取締役を務める会社の報酬1430万円があった。次いで神奈川の黒岩祐治知事で2524万円。最も低いのは、石川の馳浩知事で1361万円だった。
交代や失職があった静岡、岐阜、和歌山、兵庫、熊本の5県は公開しなかった。秋田は前職が公開した。