日本国際博覧会協会(万博協会)の高科淳副事務総長は30日の定例記者会見で、大阪・関西万博会場の熱中症対策について「最大限の警戒で取り組む」と強調した。日陰をつくるため、パラソルの増設や来場者への日傘の貸し出しを行う。近畿地方は27日に梅雨明けしたとみられ、暑さが本格化している。
万博協会によると、1日当たり数件の救急搬送事案が起きている。このうち熱中症疑いによる搬送は今月29日までに計20件あった。
熱中症対策として、会場内に300基以上のパラソルを設置。自動販売機や給水設備も計300カ所以上設けている。高科氏は、今後は臨時休憩所の開設も検討していると説明した。