静岡県警本部が入るビル

 1966年の静岡県一家4人殺害事件を巡り、生き残った一家の長女について虚偽の内容をインターネットに投稿したとして、県警は1日、名誉毀損の疑いで、堺市の40代の男性会社員を書類送検した。起訴を求める厳重処分の意見を付け、男性に関する捜査を終結した。県警によると、容疑を認めている。一家殺害事件では、袴田巌さん(89)が犯人とされ、死刑が確定したが、昨年秋に再審無罪となった。

 書類送検容疑は昨年5月下旬〜同年11月中旬、一家の長女で、2014年に病死した女性について「自殺しています」などと虚偽の内容を50回以上投稿し、死者の名誉を傷つけた疑い。