内装施工における石膏ボードの循環スキームを構築し、環境負荷低減を推進
チヨダウーテ株式会社(本社:三重県、代表取締役社長:平田 芳久)は、商空間やオフィスの企画・設計・施工を手がける株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田切 潤)と、2025年7月1日より業務提携を開始することをお知らせいたします。
本提携では、当社が開発した100%リサイクル石膏を原料とする「チヨダサーキュラーせっこうボード」を船場の施工現場で積極的に採用いただくとともに、施工現場から排出される使用済み石膏ボードを提供頂き、再資源化する仕組みを強化します。この取り組みを通じて、石膏ボードのリサイクルを促進し、建築業界全体のサーキュラーエコノミー化を推進してまいります。
■ 提携の背景と意義
石膏ボードは、店舗や住宅の内装材として広く使用される一方で、解体や改装の際に大量の廃棄物が発生し、その多くが埋立処分されています。さらに、国内での石膏原料の供給が減少する中、日本は年間200万トン以上の石膏を海外から輸入している現状です。これらの課題に対応するため、廃石膏ボードの再利用は業界全体の課題となっています。
当社はこれまでも、廃石膏ボードの回収・再資源化・再利用を目指した「水平リサイクル」の取り組みを進めてまいりました。今回の提携により、船場との連携を強化し、より実効性の高い循環型モデルの構築を目指します。
企業間連携によるせっこうボードのサーキュラーエコノミー
動画URL:https://youtu.be/DmT5y4kROfc

■ 提携による主な取り組み内容
リサイクル製品の普及促進
船場の施工現場において「チヨダサーキュラーせっこうボード」を採用いただくことで、リサイクル製品の普及を加速させます。これにより、資源循環の実現に向けた具体的な成果を創出します。
廃石膏ボードの再資源化強化
船場の施工現場から排出される使用済み石膏ボードを提供頂き、再資源化を行います。これにより、リサイクル原料の供給体制を強化し、安定した製品供給を実現します。
業界全体への波及効果の創出
本提携の成果を広く発信し、石膏ボードのリサイクルに関する社会的な関心を高めるとともに、両社で業界全体のサーキュラーエコノミー化への意識改革を促進します。
今後の展望
当社は、船場との連携を通じて、建築業界における循環型社会の実現に向けた取り組みをさらに深化させてまいります。持続可能な未来を目指し、技術革新や流通の変革を推進しながら、業界全体の変革を牽引していく所存です。
■ 過去の取り組み
当社と船場がこれまでに実施してきた取り組みについては、以下をご参照ください。
業界初、石膏ボードの水平リサイクル共同実証実験を開始
チヨダウーテは、グループ基本理念の VISION に「私たちは完全 リサイクル可能な世界で最も環境に優しい石膏ボードと建築ソリ ューションを提供します。」を掲げております。また、持続可能 な社会の構築を経営の重点課題と位置づけ、独自の取り組みとし て「CHIYODA VISION ZERO」を進めています。

お問い合わせ先
〒111-8520 東京都台東区寿三丁目14 番11号蔵前チヨダビル7階 TEL03-6635-1652
チヨダウーテ株式会社 マーケティング室
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