【ワシントン共同】トランプ米大統領は1日、南部フロリダ州で新たに建設された不法移民の収容施設を視察した。施設はワニなど多くの野生動物が生息する湿地帯にある空港内に設置された。脱走すればワニに襲われる可能性があるとし、かつて「脱獄不可能」な監獄島として知られたアルカトラズ島になぞらえ「アリゲーター・アルカトラズ」と呼ばれている。
トランプ氏は視察後「ハイキングに行きたい場所ではない。周囲は危険な湿地帯で、脱出する唯一の方法は強制送還だ」と強調。他の州でも同様の施設を建設したいと語り、強硬な不法移民対策をアピールした。移民局を管轄するノーム国土安全保障長官も同行した。