イランのアラグチ外相(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は1日、米国による核施設攻撃について、核問題を巡る米イラン両政府の高官協議が続いている最中に「外交手段を捨て、軍事侵略を行った」とし、米国への不信感を強調した。欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表との電話会談で述べた。

 トランプ米大統領は今週に米イランの協議が開かれると述べたが、双方の駆け引きが続いており、再開の見通しは依然として立っていない。

 イラン外務省によると、アラグチ氏は米国とイスラエルのイラン攻撃について、英国などを念頭に、一部の欧州諸国が「支持した」と指摘した。