【モスクワ共同】アゼルバイジャン内務省は1日、首都バクーに拠点を設けるロシアメディア「スプートニク アゼルバイジャン」の編集長や記者ら7人を詐欺や違法な事業活動などの疑いで拘束したと発表した。これに対しロシア外務省は同日、アゼルバイジャン大使を呼び出して抗議を伝達し、7人の即時釈放を要求した。
アゼルバイジャンはもともとロシアの友好国だが、昨年12月に起きたアゼルバイジャン航空機の墜落ではロシア軍の誤射が原因だと主張。6月下旬にロシア治安当局が中部エカテリンブルクでアゼルバイジャン出身者を大量拘束し2人が死亡した事件にも抗議し、亀裂が深まっている。