新潟県は3日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、花角英世知事と県内市町村長との懇談会を今月9日から8月7日まで残る4ブロックで開催すると発表した。花角氏が是非を判断する前に県民の意見を確認する方法の一つに挙げ、初回は5月下旬に始まり、これまで実施時期を「夏いっぱい」としていた。

 懇談会は、県内30市町村を地域ごとに分けて毎年度開催している。今月9日は、花角氏と立地自治体の柏崎市長、刈羽村長、原発事故時の避難計画で30キロ圏内に一部が入る長岡市長らが刈羽村で意見交換する。

 再稼働は地元同意が焦点だ。花角氏は懇談会のほか、県民の意識調査も実施する。