選抜大会では3年ぶりに認められた吹奏楽部の生演奏に合わせて、大垣日大の選手にエールを送る生徒ら=兵庫県西宮市、甲子園球場

 「いいぞ大垣日大」「この勢いで勝ち進め」-。22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた第94回選抜高校野球大会1回戦で、岐阜県代表の大垣日大高は只見高(福島)と対戦。6-1で勝利し、2回戦へ進出した。ピンク一色に染まった三塁側アルプススタンドでは、選抜大会では3年ぶりに認められた吹奏楽部の生演奏に合わせて、保護者や生徒らがメガホンをたたき、エールを送った。

 今大会も昨年と同じように、声を出しての応援は禁止でマスク着用などの新型コロナウイルス対策が求められる。22日に、兵庫県に適用されていたまん延防止等重点措置が解除されたことを受け、学校関係者に限るアルプス席の上限は1800人から3千人に変更された。

 アルプススタンドには約930人が詰めかけた。降雨で第1試合の開始が遅れた影響で、試合開始は午後6時30分ごろとナイターとなり、肌寒い中での応援となったが、吹奏楽部の演奏に合わせてチアリーディング同好会や応援団の生徒が熱のこもった応援を披露。得点が入ると生徒や保護者が思い切りメガホンを打ち鳴らし喜びを爆発させた。

 吹奏楽部の部長の女子生徒(17)は「野球部の選手が全力で頑張っているので自分たちは音で全力で応援した」と話した。甲子園で演奏できたことに、「すごく音が響く。吹奏楽の楽しさを甲子園で改めて実感した」と笑みを浮かべた。