南海トラフ巨大地震などに備え、効果的な支援ネットワークの構築を考えるシンポジウムが4日、岡山大(岡山市)で開かれた。各地の災害支援団体が集い、体制構築の課題や工夫について話し合った。
大阪公立大の菅野拓准教授が基調講演し、大規模災害での課題は一つの組織では解決できないと強調。支援組織や被災者をつなぐ「ハブとなる存在が重要」と話した。
パネルディスカッションでは2018年の西日本豪雨を機に始動した「災害支援ネットワークおかやま」の森田靖世話人代表が「メンバーそれぞれのネットワークを生かす仕組みづくりも必要」と話した。