【ブリュッセル共同】ロイター通信は4日、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」の有志8カ国が5日にオンラインで会合を開くと報じた。当初の予定から1日前倒しする。8月に有志国が日量41万1千バレルを増産することで合意する見通しと伝えている。

 決定すれば4カ月連続の大幅増産。供給拡大は原油安を招く可能性があるが、産油国は増産継続の姿勢を鮮明にしている。

 サウジアラビアやロシアなど有志8カ国は、OPECプラス全体の協調減産とは別に実施する自主的な減産分について、4月から段階的に減産規模を縮小。5〜7月分も、8月分と同規模の供給拡大を公表していた。