【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は4日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発で外部電源が約3時間半、失われたと発表した。理由は明らかにしていない。電源喪失中は非常用ディーゼル発電機を使用して対応した。電源は復旧した。
原発の原子炉6基は全て冷温停止状態にあるが、IAEAによると、原子炉の冷却などのため電力が必要という。
グロッシ事務局長は「原発の安全状況が極めて不安定であることを浮き彫りにした」と指摘。ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は交流サイト(SNS)で、ロシアが送電線を攻撃したと主張した。
ザポリージャ原発は欧州最大。