高野山真言宗(総本山・金剛峯寺、和歌山県高野町)は5日、執行長を兼ねる宗務総長に再任された今川泰伸・権大僧正(64)の就任式を同寺で開いた。長谷部真道・管長(86)が今川氏や新役員12人に辞令を交付した。宗務総長は同寺の内局トップで、任期は4年。
式終了後、今川氏は「弘法大師入定1200年の大法会(2034年予定)に向けての体制づくりが急務。駐車場の有料化も町と相談しながら進めていきたい」と抱負を述べた。
今川氏は徳島県美波町の薬王寺住職で高野山大卒。宗会議員を務め、21年に宗務総長に就任。今年5月の執行長選挙で再任された。