22歳になり、特製ケーキをプレゼントされたレッサーパンダ「風太」=5日午後、千葉市動物公園(同園提供)

 後ろ脚で直立する姿で人気を集めた千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が5日、22歳になった。人間なら100歳を超すとみられ、国内で生存する中で最高齢ながら現在も元気に過ごしている。担当者は「レッサーパンダの国内最高齢記録である24歳をきっと更新するだろう」と話す。

 5日に開かれた誕生日セレモニーは、暑さなどを踏まえ、屋内での様子を生中継する形式をとった。風太の好物を集めて飼育員が手作りした特製ケーキもプレゼントされた。風太のファンだという神奈川県の安田仁子さん(52)は「よく食べている姿を見て安心した。1年ずつ大切に積み重ねて最高齢記録を目指してほしい」と話した。