青森県出身で、京都市交響楽団の常任指揮者を務める沖澤のどかさんらが発案し、初開催された「青い海と森の音楽祭」(東奥日報社などでつくる実行委員会主催)が6日最終日を迎え、青森市でオーケストラのコンサートが開かれた。芸術総監督を務めた沖澤さんは閉演後「感無量。県内隅々まで音楽を届けたいと回ったが、先々で私たちがエネルギーを受け取った」と話した。
音楽祭は地元出身の奏者が大勢参加して6月30日に開幕し、中学校や高齢者施設など、県内各地で演奏会を開催。フィナーレのコンサートではヘンデルやモーツァルトの曲目を披露した。沖澤さんは繊細かつ力強い指揮で演奏をまとめた。