【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日、ユダヤ系学生への嫌がらせ対策を講じていないとして、トランプ政権が補助金や契約の打ち切りを決めたコロンビア大(ニューヨーク)の理事会が、補助金などの復活のため、政権側との合意を検討していると伝えた。嫌がらせ対策として、外部監視員を設置する案などが浮上している。

 同紙は合意条件は調整中で、破談になる可能性もあるとしている。

 コロンビア大は昨春、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡ってイスラエルに抗議する学生デモの中心地として注目を浴びた。トランプ大統領は大学での反イスラエルデモを厳しく取り締まると繰り返し表明していた。