青森県庁で宮下宗一郎知事(左)に使用済み核燃料の貯蔵計画を説明する東京電力の小早川智明社長(右から2人目)=7日午前

 東京電力福島第1原発事故当時に同5、6号機と福島第2原発1〜4号機で保管していた使用済み核燃料について、同社の小早川智明社長は7日、「健全だと評価している」として、青森県むつ市の中間貯蔵施設への搬入と、その後の再処理が可能だとする検討内容を明らかにした。宮下宗一郎知事を訪問し、施設の貯蔵計画全体を説明する中で伝達した。

 中間貯蔵施設への具体的な搬入時期や量は未定だが、原発からの搬出時にあらためて燃料に問題がないか検査するとしている。福島第1原発5、6号機と福島第2原発は現在廃炉作業中。東電との面談終了後、宮下氏は「安全性が確認されることが前提だ」と話した。