大阪・関西万博の会場内に設けられた野外ステージで7日、松葉ぶきの屋根がふき替えられた。ボランティア約60人が加わり、京都府京丹波町から運ばれたアカマツの葉を取り付けると、会場シンボル大屋根リングの近くに青々とした屋根が登場し、来場者の目を引きつけた。
京都府向日市の安井杢工務店が施工。同社が組み立てを請け負う祇園祭の山鉾「鷹山」の屋根に立てられる「真松」が京丹波町で育てられている縁で、松の枝が提供された。
7日は千葉市や神戸市などから集まったボランティアらが、はさみで松の枝を切って束の長さをそろえ、同社の職人が屋根に固定していった。