説田健一さん(左端)から卵の特徴を教わる児童=関市小屋名、県博物館

 県博物館(関市小屋名)で12日から、特別企画展「鳥の卵のひみつ-BirdEggs-」(県博物館、岐阜大学、岐阜新聞社、岐阜放送主催)が開かれる。同館などが明治~昭和に集めたコレクションや岐阜大学が集めた貴重な卵殻が展示され、鳥の卵の形や色の秘密を紹介している。9月21日まで。

 スズメなどよく見かける野鳥から、ウミガラスやヒクイドリなど珍しい鳥まで約200種類と幅広く展示する。同館や「兵庫県立人と自然の博物館」が所蔵する戦前の収集品や、同大が全国から研究目的で収集したものが並ぶ。

 11日は同館で内覧会が開かれ、上之保小学校(関市上之保)の全校児童約20人に、学芸員の説田健一さんが解説した。

 説田さんは、欧州では鳥の卵のコレクションは趣味として人気があったが、日本ではあまりなく、近年は鳥の卵の採取に制約があるため、鳥の卵の大規模な展示は珍しいという。...