大相撲の大関琴桜が名古屋場所(13日初日)に向け、順調に調整を進めている。8日は名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋で出稽古に来た幕内王鵬らと15番続けて取って12勝3敗。「ぼちぼちです。じっくりと一歩ずつ」と話した。
右四つや突き、押しを中心とした取り口に変化はないが、お尻から太ももにかけての部分がたくましくなった。6月は相撲を取るよりも四股、すり足の基礎運動を重視。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「びっちりとやらせたから」と目を細めた。
今年は5、8、8勝と振るわず、大の里の横綱昇進で一人大関に。琴桜は期待される優勝争いに「それを常に考えてやっている」と語る。