記者会見で8月の世界選手権を最後にペアを解消すると発表した志田千陽(左)と松山奈未組=8日、熊本県内
 昨年12月、全日本バドミントン女子ダブルスで優勝し、写真に納まる志田千陽(右)、松山奈未組=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 バドミントンの女子ダブルスで昨年のパリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が8日、熊本県内で記者会見し、8月の世界選手権(パリ)を最後にペアを解消すると発表した。その後の活動は28歳の志田が同種目で五十嵐有紗(BIPROGY)と組む予定で、27歳の松山は混合ダブルス転向も視野に入れている。

 パリ五輪後、2人の目標に相違が生じたという。志田が「世界一になりたい思いがある」と言う一方、松山は引退も考えたとし「五輪のためこれ以上ない努力をした。さらに強くなる自分が想像できず、高みを目指す志田さんの目標を壊すことが怖かった」と語った。