総務省消防庁は8日、熱中症により6月30日〜7月6日の1週間に全国で1万48人が救急搬送されたとの速報値を公表した。1週間の搬送者数が1万人を超えるのは今年初めて。前週に比べて約2倍となった。栃木、兵庫、福岡など8府県で8人の死亡が確認された。

 6月の熱中症による救急搬送者数(速報値)は1万6943人に上り、6月の集計を始めた2010年以降で過去最多となった。昨年6月の2倍超。これまでは22年の1万5969人が最も多かった。

 今年6月30日〜7月6日の搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者は211人、短期の入院が必要な中等症は3438人。