【ワシントン共同】米労働省が16日発表した6月の卸売物価指数は、前年同月より2・3%上昇となった。伸び率は5月の2・7%から縮小し、市場予想の2・5%程度を下回った。サービスが2・7%、モノは1・7%それぞれ上昇した。

 トランプ米政権は4月以降、ほぼ全ての国・地域に一律10%の関税をかけているほか、輸入自動車への25%など品目別の追加関税も発動。6月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月からの伸び率が4カ月ぶりの高水準となり、高関税措置に伴う物価影響が出始めているとの見方もある。