【ロンドン共同】フランスのマクロン大統領は8日、チャールズ英国王の招待で英国を国賓として訪問した。フランス大統領の国賓訪問は2008年のサルコジ大統領(当時)以来。20年の英国の欧州連合(EU)離脱以降、両国関係は悪化したが、ウクライナ支援を契機に大きく改善した。10日までの訪問中、欧州軽視のトランプ米政権発足を受けて両国の防衛協力強化を図る。
今年9月にトランプ米大統領が英国を国賓訪問の予定で、フランス側はそれに先立つ今回の訪問が英仏関係の絆の深さを示しているとみている。英国は離脱後に冷え切った英EU関係の「リセット」を進めるプロセスの一環としても今回の訪問を重視している。