【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2025年4〜6月期決算が16日、出そろった。5社の純利益が前年同期と比べて増加。トランプ米政権の関税政策などを背景とした米経済の先行き不透明感はくすぶるものの、足元の業績は投資銀行業務を中心に底堅く推移した。
最大手のJPモルガン・チェースの純利益は17%減の149億ドル(約2兆2千億円)だった。減益は3四半期ぶり。投資銀業務や市場部門の収益は堅調だったものの、前年同期に計上したクレジットカードのビザの株式交換に伴う一時的な利益が抜け落ちたことが影響した。