ドイツ・ベルリン市ミッテ区の公有地にある少女像=8日(共同)

 【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリンの公有地にある従軍慰安婦の被害を象徴する少女像を巡り、撤去を求めていたベルリン市ミッテ区は8日、約100メートル離れた私有地を代替地とする方針を発表した。土地の所有者が区との協議で、少女像の敷地への設置を無償で認めることに合意した。

 公有地に像を設置した韓国系市民団体「コリア協議会」は態度を明らかにしていない。ミッテ区は代替地について、一般の人がアクセスすることが可能だと強調し「現在の場所に近く、団体の要求にも合致している」としている。