韓国・ソウル南方の米空軍基地で、式典を行う米軍人=2022年12月(共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、韓国は在韓米軍駐留経費の負担や防衛支出を増やすべきだと改めて主張した。在韓米軍が韓国に安全保障だけでなく、経済的利益ももたらしているが「われわれに費用をほとんど払っていない」と主張した。ホワイトハウスでの閣議で記者団に対し、韓国を含む各国との貿易不均衡に不満を示した際に言及した。

 トランプ氏は韓国と同様、日本にも貿易交渉に絡めて防衛面の負担増に触れたことがあったが、その後は軍事と関税を切り離して議論する意向を示した。ただ日本との貿易交渉が進展しないことにいら立っており、元の主張に戻る可能性もある。