【ウランバートル共同】モンゴル訪問中の天皇陛下は10日、首都ウランバートルで、日本式の教育を導入している「新モンゴル学園」を視察された。高校生の授業で、生徒たちが日本語で将来の夢を発表した。物理教師を目指す女子生徒に、陛下は「高い志を持っていて、素晴らしいですね」と声をかけた。
その後の懇談で、数学を教える男性から、日本に留学する卒業生が多いと聞き「日本とモンゴルの架け橋となっていることを大変うれしく思います」と述べた。
学園は、山形大に留学し、日本の教育制度を学んだガルバドラフ議員が創設した。卒業生の多くが日本に留学し、人的交流を進めている。