フランス・マルセイユの住宅街付近で、山火事により立ち上る煙=8日(@mimiiiieのインスタグラムから、ロイター=共同)
 フランス・マルセイユ郊外で、山火事により焼け落ちた家屋のそばに立つ消防隊員=9日(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス南部マルセイユの郊外で山林火災が発生、約720ヘクタールが焼失し、約300人が煙を吸うなどしてけがを負った。住宅や倉庫などに被害が出たが、死者はいない。AP通信などが10日報じた。火の勢いは収まっているもようだ。

 マルセイユ郊外の高速道路で8日に発生した車両火災が、強風の影響で山林に広がった。マルセイユ市は一時、市民に屋内退避を指示し、空港を閉鎖した。千人以上の消防隊が消火活動に当たったという。