明生(右)と相撲を取る豊昇龍=名古屋市南区の立浪部屋宿舎

 大相撲の横綱豊昇龍が10日、名古屋市南区の立浪部屋で幕内明生と15番取り、12勝3敗だった。名古屋場所(13日初日・IGアリーナ)に向けた仕上がり具合について「いい感じ。体も張っている。張りすぎているくらい」と自信を示した。

 大の里の昇進により4年ぶりに番付の東西に横綱が並ぶ場所で、今年初場所以来の優勝を狙う。9日は鳴戸部屋に出稽古し、関脇霧島や新小結欧勝馬と番数を重ねるなど精力的な動きが目立つ。

 濃紺の締め込みを着けたこの日は鋭い立ち合いから一気に押し出すなど力強い内容が目を引き、動画を確認しながら「いいと思う」とうなずいた。