北九州市が設置した滑り台の利用再開について説明する武内和久市長=10日午前、北九州市役所

 北九州市八幡東区の皿倉山に市が設置し、けが人が相次いだため利用を停止した滑り台について、武内和久市長は10日の定例記者会見で、夏休みの始まりに合わせ、19日から利用を再開すると明らかにした。6〜12歳に限る。安全確保のために市職員を置き、正しい使い方を記した看板を増やす。

 武内氏は「子どもたちの遊びたいという声に応えるためだ」と説明した。

 滑り台は長さ約30メートル、高低差約9メートルで4月に設置された。今月4日までに、10人が尾骨や足の甲の骨を折るなどのけがをしたことが判明した。