日本科学未来館(東京都江東区)で12日から、宇宙探査の最前線や新技術を紹介する特別展「深宇宙展」が始まる。米主導の国際月探査「アルテミス計画」で日本が担当する有人月面探査車の実物大模型が世界で初めて展示される。
探査車は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車が開発する「ルナクルーザー」。全長6メートルほど、高さは4メートル近くあり、キャンピングカーをさらに大きくしたような姿だ。車内では飛行士2人が宇宙服を着ずに1カ月間生活できる。試験で使った小型の金属製タイヤも見られる。
NASA探査車撮影の火星の風景を、壁から床まで広がる大画面で楽しめる火星ツアーも見どころ。