11日の東京株式市場で、フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株価が急伸した。一時、前日終値から394円(約12%)高い3797円まで上昇した。取引時間中として株式分割を考慮した比較で約23年ぶりの高値水準。旧村上ファンド系の投資家が株式を買い増し、需給が引き締まるとの見方が強まった。
終値は前日比227円(約7%)高の3630円。
旧村上系の保有比率は3日時点で16・32%に上昇したことが10日に判明した。中堅証券関係者は「物言う株主の動きの活発化を背景に株主還元が強化されるとの思惑も買いを誘った」と分析した。