静岡県は11日、富士山の静岡県側3ルートが山開きを迎えた10日の登山者数が、昨年比で2割減だったと明らかにした。入山料の徴収など今季から始めた規制策が影響したと分析している。
県は例年、3ルートの開山日である7月10日の午前9時〜翌午前0時までに須走、富士宮、御殿場の各ルートの5合目付近で登山者数を集計。今年は計923人で、昨年同日よりも260人(22%)少なかった。
登山者から1人当たり4千円の入山料を徴収し、午後2時〜翌午前3時の入山を山小屋の宿泊予約をした人に限定するといった取り組みを今季から実施。軽装での登山や夜通し登る弾丸登山などの危険行為の防止を目指している。