ハーバード大のキャンパス=4月、米東部マサチューセッツ州(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は10日、トランプ米政権と対立するハーバード大が、保守系の研究所の新設を検討していると伝えた。トランプ大統領はハーバード大を極左だと批判し、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りイスラエルに抗議する学生らを「リベラルの狂信者」などと問題視していた。

 同紙は、大学が政権の圧力に屈したと教職員や学生らが解釈して、反発が起こる可能性があると指摘した。ただ、保守系研究所の新設は以前からあった構想の一つで、大学の広報担当者は「党派的ではなく、見解の多様性を促進し支援するためだ」と説明している。