【モスクワ共同】ロシア紙イズベスチヤは11日、ロシア海軍の旗艦で唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」の改修をロシア国防省が断念し、退役する可能性があると報じた。2017年から近代化のための改修工事が始まっていたが、現在は停止しており、海軍総司令部が近く空母の運命を決定することになるという。複数の情報筋の話として報じた。
ソ連時代の1985年に進水したアドミラル・クズネツォフは戦闘機やヘリコプターなど50機の搭載能力があり、16〜17年にはロシアが軍事介入したシリアに近い地中海に展開。艦載機がシリア領内の過激派組織「イスラム国」の拠点を攻撃した。