日米豪の物流協定の署名式に出席した海上自衛隊の星直也装備計画部長(左)ら=11日、オーストラリア・ブリスベン(海自のXから・共同)
 海上自衛隊の最新鋭護衛艦FFM「もがみ」=2022年4月、長崎市

 【シドニー共同】海上自衛隊と、米国とオーストラリアの海軍は11日、艦船の弾薬補給や海上給油、修理、部品供給で互いに協力する「日米豪海上部隊物流協定」に署名した。オーストラリアの最大100億豪ドル(約9600億円)の新型汎用フリゲート艦計画で、ドイツと受注を争う日本にとって追い風となる可能性がある。

 日米豪は2国間レベルでは物流面で協力しているが、これを拡大し相互運用性を一層高める。

 オーストラリア東部ブリスベンに停泊中の米艦船上で行われた署名式で、海自の星直也装備計画部長は「新たな取り決めでわれわれの活動の範囲が広がり、効率性を高められる」と語った。