広島県福山市教育委員会は11日、勤務する小学校で児童を羽交い締めにしたとして暴行罪に問われた市立小の男性教諭(37)に無罪が言い渡されたと明らかにした。判決公判は広島地裁福山支部(松本英男裁判官)で同日開かれ、弁護側や市教委によると、判決で教諭の対応は「正当な行為」と認められたという。検察側は罰金20万円を求刑していた。
教諭は昨年5月、掃除の時間に上履きのまま校庭で遊んでいる児童を指導しようと追いかけ、暴れる児童を止めようとして羽交い締めの体勢になった。
教諭は昨年12月、児童の保護者から被害届を受けた県警福山東署に書類送検された。