11日、破壊された建物のがれきの上を歩くパレスチナ人の子ども=ガザ北部ガザ市(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、イスラエルメディアは11日、外交筋などの話として「重要な進展がない」と報じた。イスラエル側が示した軍のガザ撤収計画にイスラム組織ハマスが不満を示しており、双方の主張の溝が埋まっていないとみられる。

 イスラエル側による撤収計画は、軍の駐留範囲をガザ全域の約3分の1まで減らす内容とされる。ハマス関係筋は、共同通信に対し、交渉は決裂していないものの計画が「合意への最大の障害になっている」と主張。多数のガザ住民が行きたい場所にアクセスできない中身になっていると批判した。