【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポストは11日、トランプ政権が災害対応を担う連邦緊急事態管理局(FEMA)について、当初目指していた組織の廃止を見合わせる方向だと報じた。地元が中心となって被災地対応に当たれるよう、州政府により権限を与える形で存続する見込みだという。政府関係者の話としている。
トランプ大統領や、FEMAを傘下に持つ国土安全保障省のノーム長官はこれまで、組織を廃止する可能性に言及していた。南部テキサス州で今月発生した大規模洪水では、野党民主党がFEMAの重要性を指摘し、人員や予算をこれ以上削減しないよう要求している。