共働きや、ひとり親で就労している家庭の小学校高学年(4〜6年生)の61・9%は、夏休みなどの長期休み中に数日間、自宅で留守番をしていることが12日、民間団体の調査で分かった。低学年を含めた小学生全体では50・6%。回答した家庭からは安全に過ごせる場所や体験活動ができる機会を求める声が相次いだ。
調査は、NPO法人「放課後NPOアフタースクール」が1月中旬、小学生の子どもを持つ就労家庭の男女を対象にインターネットで実施し、1200人が回答した。
長期休みに留守番する頻度を尋ねたところ、高学年では「週4日以上」と「週2〜3日」がいずれも20・0%。「週1日」(11・7%)「月1〜3回」(10・2%)と続いた。
サマースクールやキャンプ、旅行などの機会は全体の77・8%が「なし」と答えた。年収300万円未満の家庭では92・3%に上った。
自由記述では「共働きなので安心して預けられる場所の選択肢が増えてほしい」「夏休みの無料イベントは平日に行われることが多く、連れて行けない」などが寄せられた。