沖縄県南城市議会は14日の本会議で、市設置の第三者委員会が女性職員へのセクハラを認定し、辞職を提言した古謝景春市長(70)の不信任決議案を否決した。6月にも採決があり、否決されていた。通算4期目の古謝氏は、任期満了の来年2月まで続投する意向を示していた。採決後、報道陣の取材に応じなかった。
賛成が10票で、反対の9票を上回ったが、可決に必要な出席議員の4分の3の賛成には届かなかった。6月より賛成が1票増えた。規定では、採決には議長を含む全19議員の3分の2以上の出席が必要。可決した場合、市長は10日以内に議会を解散しないと失職する。