山田五郎さん

 伊丹十三記念館(松山市)は17日、優れた表現活動をたたえる第17回伊丹十三賞(ITM伊丹記念財団主催)に編集者で評論家の山田五郎さん(66)を選んだと発表した。賞金は100万円。

 授賞理由は「美術を対話的に掘り下げるインターネット番組『山田五郎 オトナの教養講座』の斬新さ、おもしろさに対して」とした。

 山田さんは美術や時計、街づくりに関する執筆や講演活動を続け、テレビのコメンテーターとしても活躍。昨年10月に、原発不明がんと診断されたことを公表していた。

 山田さんは「大病と闘う中でのこの受賞は、最高の励ましとなりました」とコメントした。