京都アニメーション第１スタジオ跡地＝２０２４年１月、京都市伏見区
３６人が死亡、３２人が重軽傷を負った２０１９年７月の京都アニメーション放火事件から６年となった１８日、現場の第１スタジオ跡地（京都市伏見区）で追悼式が開かれる。遺族や八田英明社長、社員らが参列。同社は同日までにウェブサイトで、ファンらからの応援に感謝を伝えるとともに「時の経過にかかわらず、悲しみが癒えることはない」と記している。
同社は静かな環境を保つためとして、一般の人には跡地での追悼を控えるよう呼びかけている。
追悼式は、解体され、更地のままの第１スタジオ跡地にテントを設置して実施。
２４年７月、本社のある京都府宇治市の公園に、犠牲者の存在や各地からの支援などを記憶にとどめるための碑が完成。これとは別に、第１スタジオ跡地に慰霊碑を建てる方針だ。
事件は７月１８日発生。京都地裁は２４年１月、殺人罪などで青葉真司死刑囚（４７）に死刑判決を言い渡した。青葉死刑囚側は控訴したが、２５年１月に控訴を取り下げて死刑が確定。弁護人が控訴取り下げの効力を争っている。
