【ベルリン共同】ドイツ政府のコルネリウス報道官は21日の記者会見で、アフガニスタン人の強制送還強化のため、イスラム主義組織タリバン暫定政権がドイツ国内のアフガン領事館向けに派遣した職員2人の入国を許可したと明らかにした。ドイツ政府はタリバン暫定政権を承認しておらず、2021年のタリバン復権後、領事館職員を受け入れるのは初めて。

 報道によると、2人は既にドイツに入国している。コルネリウス氏は、ドイツ政府がアフガン人の円滑な送還のためにタリバン側と協議してきたことを認めた。

 5月に発足したメルツ政権は移民・難民政策の厳格化を優先課題に掲げている。